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液晶パネルの中の文字や言葉では伝えられないこと。

2020/11/25

スタッフの木部です。Creepy Nutsの武道館ライヴがすこぶる良かった
という話を各方面で耳にして、
アーカイブ配信だけでも観ればよかったと思っている今日このごろです。

なんでそんな話をというと、コロナの世界が今後も続き、
オンラインが強い中で圧倒的に足りないものが、
“グルーヴ”といったたぐいのものじゃないかと思ってるんですね。

数年前、お客さんとの打ち合わせの場で、
「今の会社に足らないもの、課題って何だとお思いますか?」と聞いたときに、
「なんというか、グルーヴですかね」と言われたことがあり、
共感したことがありました。

その際、同席した子に、よく掴めなかったんですがグルーヴって何ですか?と聞かれ、
「う〜ん、皆で示し合わせたわけじゃないんだけど、同じベクトルにエネルギーを向いていて、その場を楽しむというか。。。」
というような説明したことが、最高にグルーヴがなかったことも覚えています 笑

グルーヴって音楽に使われる形容の言葉ですが、テンポとかとも違うもので、
そこからずっと頭のどこかにこの言葉はいます。

 

メモにも、グルーヴってなんだ?と記録してたものが残っています。

例えば、
・ルッソ兄弟が撮った劇場公開時。「エンドゲーム」のクライマックスシーンの劇場

 

・流行をつくるには?という教材で使われる有名なYouTubeの動画(※音が出ます)

 

・太宰府天満宮のBeat It

 

 

どれも今はできないことばかり。

メモには一緒に、

会社で、チームでやる価値とは?
価値観の異なる人どうしが、時にそのスキルや考え持ちより、与え与えられる関係。
同じ方向にエネルギー向ける、もしくは自然と向いてる。
日常で小さく偶発的に発生する話も。
そんな、”熱量”は複数人だからなせるものではないか。

と言葉で書き残していました。

 

オンラインは切っても切り離せなくなったし、デジタルもどんどん抵抗なくなり、
でもその反面、昨日見たサイトも覚えてなかったり、
歌詞とか意味ばかりに目が行き過ぎていたり、
いろんなことが均質化してしまってるんじゃないか。これからもそうじゃないか。なんて。

そんな反面、映画、アニメ、絵本、歌、ラジオ、すごく印象に残り残り続けているコンテンツもあり、
それを決定づけるものは何か。

 

職業柄、意味や文脈はとても大事にして、目が行きがちなのですが、
「そもそも、それって誰かのテンション上がってんの?」
と自分に投げかけたりもしたり。
目指すは永久に届かぬ100%  _by RHYMESTER

非ロジカルな世界が残り続けることが、
結構人にとってはハッピーじゃないかと思ってたりもして。
デジタルとアナログを、ロジカルとエモーショナルの行き来をするのが、
今、非常に楽しかったりします。

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